日本の平均寿命と平均年齢

日本人が世界一平均寿命が長いことは皆さんもよく聞いたことがある、と思います。

07年の厚生労働省の発表の国際比較によると、07年で男79.19才、女85.99才。特に女性は圧倒的に世界一ですね。

寿命の長い順に挙げると日本、香港、アイスランド、スイス、オーストリア、スウェーデン、スペイン、カナダ、、、と高所得かつ所得差が小さい国が続いています。

逆に経済発展は著しいけど、一方で貧富格差が非常に大きい米国や中国、カタール、南アフリカが下位にいるのも見て取れます。

経済発展度が低い割に平均寿命の長い国と、高い割に平均寿命の短い国があるということも分かります。

キューバ、ベトナム、タジキスタン、コスタリカといった国は、経済発展度が低い割には平均寿命は長いのです。社会主義的政策=所得格差の幅が狭い国が多くなっています。

このあたりは、加藤が世界一の社会主義的国家とみなしている我が日本が、世界一平均寿命が長いことと、かなり関係がある!と見ました。

さて
かたや日本人の平均年齢はどうかというと、この面白すぎるブログによると
06年10月現在で43.3歳、、、毎年0.4歳増えているわけですから、今は44.1歳か。こちらも、もちろん堂々のぶっちぎり世界トップです。いえーい。

かなりのおっさんベンチャーである弊社PanAsia Partnersも平均を余裕で?下回っています。

私の持論である、
年寄りであればあるほどブランドチェンジは起こり難い 
が正しければ、日本は加速度的に、マス対象のブランディング広告がリーチコストに見合わない国 になりつつあるはずです。

先日、トヨタがマス広告費3割カット という記事が出てましたけど、中高年からの厚いブランド支持基盤を持つトヨタの国内売上にはそんなに影響しないでしょう。若い人は逆に新聞テレビあんま見てないし。
むしろ広告コストが下がって利益が増えます。その分の広告は伸びてるアジアで行い、新客を増やせばいい。

平均年齢が2次曲線が如く伸びているのは
① 平均寿命が猛烈に伸びている
② 子どもの数が減り続けている のダブルパンチが故。
この国家老齢化の加速は、アジアの経済発展速度 よりも速いでしょう。

この表によると不肖加藤が日本の平均年齢に追いつく2012年の老齢化指数は(生産年齢人口を20-69才と幅を狭めたとしても)96.3%!!です。

それにしても、この記事には苦笑しました。
嗚呼、愛しの大阪。

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